皆成病院

総務の小窓

 

 

 

 

 

 院内で行われるスタッフミーティングの議事録は毎回各部署に配られますが、毎回そこに総務課長のコラムを載せています。タイムリーな話題を提供していますので、それを当サイトでも紹介します。

 

 

暑くても冷静な判断を

〜フレーミング効果とは〜

 

 

 

 毎日暑い日が続きます。こんなに暑いと頭に血が上って冷静な判断が出来なくなってしまいそうです。お得だからと欲張って買い物をした後で、家に帰ってから冷静になって考えてみるとあまり得してなかったという経験はありませんか?他にも、巧みな宣伝文句で高額の美容器具を衝動買いしてしまったり、もうかると投資詐欺やマルチ商法まがいの勧誘に引っかかったりしないで下さいね。
 どうしてこういったことが起こるのかというと、私たちは知らないうちに印象操作をされていて、それに従って行動をしてしまっているのです。

 

 

 その一つに「フレーミング効果」というものがあります。フレーミング効果とは、写真たての枠(フレーム)の意味で、同じ情報でも伝え手がどこの部分を切り取るかで、それが与える印象が変わってしまう心理作用を言います。
 では、それはどのような場面で、どのような効果があって使われているのかを紹介します。

 

◎商品の販売手法(無料という言葉のインパクト)
「5点購入されたお客様には20%割引します」 と 「5点購入されたお客様には1点無料にします」 では、「割引」 よりも 「無料」 の方がインパクトが大きい為、支払額は同じでも後者の表現の方が買おうと考える人が多いのです。

 

◎携帯料金等のプラン(月々と年間の違い)
今、プランを変更すると 「月々500円のお得」 と 「年間6,000円のお得」 と書かれていた場合では、どちらがお得な印象を受けるでしょうか?実際はどちらも同じなのですが、後者の方が大幅に安くてお得な印象が強いのです。

 

◎某栄養ドリンク(大きい数字の威力)
「タウリン1000mg配合」が、もし 「タウリン1g配合」 ではどんな感じがしますか?
1000mg=1g
で同じ量なのですが、明らかに数字の大きい前者の方が、栄養効果が高い印象を受けます。

 

◎商品レビュー(ポジティブ表現で購入意欲の高揚)
「この商品は90%の人が満足しています」という表現はポジティブな印象を与え、購入意欲を高めます。一方、「10人に1人のお客様はご満足いただけませんでした」という表現はネガティブな印象を与え、購入意欲を減退させる可能性があります。

 

 

 

 

 このように、フレーミング効果は、商品マーケティングや広告、交渉事など、様々な場面で活用されています。伝え方次第で、相手に与える印象や判断を大きく変えることができるため、効果的に活用することで、ビジネスなどで有利に働くことがあります。
 一方、受け手側の対応としては、フレーミング効果を活用した文章表現を見ても、落ち着いて冷静に判断することで影響を受けにくくなります。
 私たちは、フレーミング効果を活用した広告などを、日常的に目にしています。その広告は、心理的な作用により私たちに一種の暗示的な効果で迫ってきます。日常に溢れているフレーミング効果から、私たちは直感で行動せず冷静に考えて行動することが大切なのです。

 

 

 暑い日がまだまだ続きますが、惑わされることのないように冷静な判断をしていきましょう !!

 

 

 

 

 

 

 

「健康のため水を飲もう」 推進運動

 

目覚めの一杯、寝る前の一杯。
しっかり水分 元気な毎日
体の中の水分が不足すると、熱中症、脳梗塞、心筋梗塞など、さまざまな健康障害のリスク要因となります。
健康のため、こまめに水を飲みましょう。
私たちが生きていくために「水」は欠くことのできない存在ですが、その摂取量が不十分であることによる健康への障害が多くの悲劇を引き起こしています。児童生徒等を中心にスポーツなどに伴う熱中症による死亡事故は後を絶ちません。また、中高年で多発する脳梗塞・心筋梗塞なども水分摂取量の不足が大きなリスク要因のひとつとなっています。これら脱水による健康障害や重大な事故などの予防には、こまめな水分補給が効果的です。
寝る前、起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後、そしてのどが渇く前に水分補給を心がけることが重要です。
「健康のため水を飲もう」 推進委員会では、 「健康のため水を飲んで、熱中症や脳梗塞などの重大な事故から尊い人命を守る」。こういった運動を全国で広く展開し、

 

  1. こまめに水を飲む習慣の定着
  2. 「運動中には水を飲まない」などの誤った常識をなくし、正しい健康情報を普及する
  3. 水道など身近にある水の大切さの再認識

 

により、子供から高齢者までの広く国民一般の健康増進、疾病・事故予防に寄与する活動を行っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイバーセキュリティ

〜初心者のための三原則〜

 

 

 

 無限に広がるインターネット空間にパソコンやスマートフォンから簡単につながることができる現代において、すぐに必要な情報が閲覧・入手できて便利な反面、自身の個人情報を他者から覗き見られたり外部に漏洩する危険性も伴います。
 メールを開くと、金融機関や大手企業を名乗った詐欺まがいのものが多数届きます。必要なメールよりもそのものの方が多くて辟易とします。そのどれが本物で、どれが偽者かも判断しなければなりません。
 万が一、巧妙に出来た詐欺のメールを本物だと信じて開いてしまい、うっかり個人情報を入力したり、コンピュータウイルスなどに感染しないように十分に注意が必要です。
 そこで今回は、総務省の「国民のためのサイバーセキュリティサイト」から以下のことを抜粋しますので、是非読んで実行していただき、安心安全にインターネットをご利用ください。

 

 

 

【サイバーセキュリティ初心者のための三原則】

 

サイバーセキュリティって何?
 私たちがインターネットやコンピュータを安心して使い続けられるように、大切な情報が外部に漏れたり、マルウェア(コンピュータウイルスなど電子機器に脅威となるようなプログラム)に感染してデータが壊されたり、普段使っているサービスが急に使えなくなったりしないように、必要な対策をすること。それがサイバーセキュリティ対策です。

 

サイバーセキュリティの三原則
 サイバーセキュリティ対策は、情報機器やインターネットを安全に利用するために欠かせないものです。インターネットに対する脅威が多様化する中で、さまざまなサイバーセキュリティ対策が必要となっていますが、まずは『サイバーセキュリティ三原則』として「ソフトウェアを最新に保とう」、「強固なパスワードの設定と多要素認証を活用しよう」、「不用意に開かない・インストールしない」の3点を心がけるようにしてください。

 

 

その1 ソフトウェアを最新に保とう

 

 アプリケーション・OSの更新(アップデート)は、セキュリティの観点から極めて重要です。最新のバージョンには、アプリケーション・OSの欠陥、特に脆弱性(ぜいじゃくせい)が改善され、セキュリティ機能の強化が含まれています。OSやアプリケーションのアップデートを定期的に確認し、すぐにインストールすることで、潜在的なリスクを軽減できます。

 

 

その2 強固なパスワードの設定と多要素認証を活用しよう

 

 推測されにくく、かつ文字数の多いパスワードを設定することは、不正アクセス防止に役立ちます。また、設定と同様に重要なのがパスワードの管理で、同じパスワードを複数のサービスで使いまわさない等、意識することが重要です。さらに、可能であれば多要素認証を活用して、ログイン時のセキュリティを強化します。多要素認証は、パスワード以外の認証方法(例えば、ショートメッセージで送られた数字を入力する、など)を追加することで、不正アクセスを防ぐ効果があります。

 

 

その3 不用意に開かない・インストールしない

 

 フィッシング詐欺やマルウェア(コンピュータウイルス)の感染につながる可能性があるため、メールやSMSのリンクや添付ファイルを不用意に開かないようにしましょう。巧妙な詐欺メールが増えているため注意が必要です。
 公式サイトや公式ストア以外からダウンロードした、提供元がはっきりしないアプリによるマルウェア被害も報告されています。検索で見つけたユーティリティソフトやゲームなどをインストールする際には十分な注意が必要です。

 

 

 

 

 

 

 

「6秒ルール」 を意識しましょう

 

 最近の曲はイントロが無くいきなり歌いだすものが多いと聞きました。昔の曲よりイントロが短い傾向になっているとのこと。短くなっている理由は、イントロが長いと聞いてもらえない(売れない)からだそうです。
 たしかに昔若い時に聞いた曲はイントロが印象的なものが多く、徐々にサビに向かっていく高揚感が楽しめました。しかし、今はいきなりサビから始まるものが多いようです。
 スピッツの 「ロビンソン」 は35秒、B’zの 「LOVE PHANTOM」 なんて1分以上もイントロがあるのです。

 

長いけどイントロもよかったな〜(しみじみ)

 

 曲も時代を反映して、超多忙社会になり時間的なゆとりが無くなってきているのですかね〜

 

 

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は怒りを収める 「6秒ルール」 について良い記事を見つけたので以下に掲載します。ぜひ、実生活の参考にして役立ててください。
 仕事に追われたりして忙しいと、ついイライラして人に当たったり、一方的に無理な要求をしたりして、後で後悔することになります。
 そうしたときには、 「6秒ルール」 を意識することが役に立ちます。 「6秒ルール」 というのは、腹立たしい気持ちが強くなったときに、6秒間だけ、その気持ちを表に出さないように我慢することです。腹が立ってきつい言い方をしたくなったら、こころの中でゆっくりと1から6まで数を数えてもいいでしょう。
 怒りの気持ちは、海岸に打ち寄せる波のようなもので、一時的に高まっても自然に収まってきます。怒りというのは、相手が自分の期待に応えてくれなかったときに出てくる感情です。
 その裏には、こうしてほしいという期待が隠れていて、その期待が裏切られたために、何とかしなくてはと考えて 「怒り」 というこころのエネルギーが高まります。ですから、そのエネルギーを使って期待する方向に進んでいくことが大事です。感情に任せて思いっきり感情をぶつけてしまうと、そうした現実から遠ざかるばかりです。

 

 そのようにならないためには、 「6秒ルール」 を使った後に、どのような言い方で何を相手に伝えると自分の期待が実現する可能性が高いか、その戦略を考えてみるようにします。その内容を一度こころの中で練習してみてから、落ち着いてそれを口に出すようにしてみてください。

 

(記事は、けんぽれん (健康保険組合連合会) のものを一部引用しました)